2015年4月16日木曜日

おうぎ形

算数や数学で「おうぎ形(扇形)」というのが出てきますが、数学の教科書などでは「円の2つの半径と弧で囲まれた図形」と書かれています。普通は、


のような形をイメージすると思います。これが「おうぎ(扇)」の形に似ていることから「おうぎ形(扇形)」といわれているのでしょう。


しかし、「円の2つの半径と弧で囲まれた図形」であれば、


のような形も「おうぎ形」と言えることになります。普通はこのような形をした扇は、あまり見かけませんが(うろ覚えですが、見たことがあるような気もします)、数学ではこの形も「おうぎ形」になります。

ところで、「おうぎ形」を英語ではどう表すのか気になって調べたところ、一般的には"fan-shaped"となっており、直訳すると「扇の形をした」となります。数学的な英語としては"sector"となっていました。"sector"は"section"(区分、部分)から派生した言葉なのだと思います。「円の一部分」ということなのでしょう。"sector"であれば、上に示したどちらの形でも当てはまります。

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