2012年3月26日月曜日

宇宙飛行士

先日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の星出宇宙飛行士を含む、3人の宇宙飛行士が7月
からISS(国際宇宙ステーション)に長期滞在するということで、記者会見が行われました。アメリカのNASA(アメリカ国家宇宙局)での記者会見なので、基本的には英語で話されていました。
Expedition 32/33 Crew Members Discuss Next Mission(Youtube)
(動画サイト「ニコニコ動画」では通訳付きで放送されていました)

記者のかた、宇宙飛行士のかた、共に「宇宙飛行士」を「astronauts and cosmonauts」と言っていました。辞書で調べてみると、アメリカ人、日本人の場合は「astronaut」、ロシア(旧ソ連)人の場合は「cosmonaut」なのだそうです。

ちなみに「astro...」は「星、宇宙」、「cosmo...」は「世界、宇宙」を意味しています。
astrologer 占星家
astronomer 天文学者
cosmology 宇宙論
cosmopolis 国際都市
などあります。あと、「cosmo...」は「コスモ」ではなく「コズモ」と濁った発音になります。

動画サイト「ニコニコ動画」では単独インタビューの放送もあったのですが、その中で、星出さんは、自分が話せる言語は「2.5つ」と言っていました。英語、ロシア語、0.5は日本語だそうです(!?)。小さいころアメリカに住んでいた、というのもあるようですが。
ちなみに星出さんの英語勉強法は「覚えるより慣れる」ということで、英語のラジオをつけっぱなしにしておくとか、英語で日記をつけるなどしていたそうです。

2012年3月6日火曜日

黄金角

「黄金比」という言葉があります。料理で「調味料の黄金比」などと書かれることもありますが、数学の世界ではおよそ1:1.6の比率のことを指します。
「黄金角」とは、360度を黄金比で分割した時の角度です。具体的には約222.5度と約137.5度になり、このうち小さいほうの約137.5度のことを指します。
コンピュータ雑誌「日経ソフトウエア」2012年4月号に、コンピュータプログラムでの数学や物理に関する記事があって、試しにプログラムを動かしてみました。これは黄金角の角度分で回転させながら、らせんを描かせたものです。
本当は、
こんな感じで描いているのですが、飛び飛びに点を打っているので、
この図の赤や緑の点がつながっているように見えると思います。

これはヒマワリの真ん中の部分の種のつき方など、自然界でもよく見られるものです。
ちなみに、黄金角から少しでもずれると、
のようになります。これは137.0度の場合で、中心から左回りに外側に伸びているように見え、右回りのものは現れません。ヒマワリについて言えば、どちらにも偏らずに効率よく種を付けようとした結果なのでしょう。