2013年7月30日火曜日

計算の順序

1 + 2 × 3 の答えは、
1 + 2 × 3 = 3 × 3 = 9 ではなく、
1 + 2 × 3 = 1 + 6 = 7 です。
これは、足し算・引き算より、掛け算・割り算を先に計算するという「ルール」があるからです。

また、7 + 8 + 2 の答えは、
7 + 8 + 2 = 15 + 2 = 17 としても、
7 + 8 + 2 = 7 + 10 = 17 としても同じ答えになります。これは「結合法則」と言い、掛け算でも成り立ちます。

7 × 8 × 5 = 56 × 5 = 280
7 × 8 × 5 = 7 × 40 = 280

32 ー 16 ー 6 は、どうでしょうか。
32 ー 16 ー 6 = 16 ー 6 = 10
32 ー 16 ー 6 = 32 ー 10 = 22
これは上の計算が正しいです。下の計算では、16 ー 6 = 10 と計算しやすいので先に計算したのですが、これは間違いです。

1024 ÷ 8 ÷ 4 は、どうでしょうか。
1024 ÷ 8 ÷ 4 = 128 ÷ 4 = 32
1024 ÷ 8 ÷ 4 = 1024 ÷ 2 = 512
これも上の計算が正しく、下の計算は間違いです。

つまり引き算・割り算では結合法則は成り立ちません。足し算・掛け算では成り立つので、ここでも成り立つものと勘違いする人もいるようです。

ちなみに、上に書いた
32 ー 16 ー 6 を「32」と「−16」と「ー6」に分ければ、間違いは防げます。
32 ー 16 ー 6 = 32 ー 22 = 10

また、1024 ÷ 8 ÷ 4 についても「1024」「÷8」「÷4」と分ければ、8と4を先に割り算するという間違いは防げると思います。

2013年7月17日水曜日

中学英単語

文部科学省の学習指導要領によると、日本での中学校の英語の授業では、3年間で1,200語程度の単語を教わることになっています。具体的にどの単語か、というのは決まっておらず、教科書などによってまちまちです。

さて、今は夏ですが、夏の果物といえば「すいか」でしょう。ぶどう、なし、もも、パイナップル、メロンなどもありますが、すいかは、あの大きさとしま模様のインパクトで、特別な果物のような気がします。

「すいか」は英語では"watermelon"といいます。"melon"はもちろん「メロン」のことですが、ウリ科の植物のことを"melon"という場合もあるようです。すいかは「西瓜」と書くぐらいですからウリ科の植物です。

このように、すいかは私たちになじみのある果物ですが、中学の英語の教科書ではそれほどなじみはないようです。私が見た教科書では、本文中には出ておらず、巻末の付録として載っている程度でした。"apple"や"orange"はどの教科書でも扱っているとは思いますが、スペルが長いからでしょうか。

ちなみに上に書いた他の果物については、
ぶどう grape
なし pear
パイナップル pineapple
メロン melon
ですが、これらも同様な扱いでした。「もも peach」は本文で出ていました。

子供が英語に興味を持つきっかけとして、こういった単語を教えるのも一つの手だと思います。

2013年7月8日月曜日

英語の訛り

英語には、その地域による訛り(方言)があります。
イギリスで話されるのは英語、アメリカの場合は米語、というのは辞書にも載っていて、例えば、「色」は英語で"colour"、米語で"color"、また、"girl"は英語では"r"は発音しないが米語では発音するなど挙げられます。
オーストラリア英語の発音も独特といわれています。

さて、アメリカで話される英語もその地域によって変わってきます。
私が「あれ?」と思ったのは、古いアニメーション「バッグスバニー(Bugs Bunny)」での台詞です。
(DVDだと英語字幕を表示させることができるので、英語の勉強にもなりますね。)

バッグスバニーが話しているのを聞くと
「パーフェクト(perfect)」を「ポイフェクト(poifect?)」
「ファースト(first)」を「フォイスト(foist?)」
「ワールド(world)」を「ウォイルド(woild?)」
となっています。

これらは、「ニューヨーク訛り」なのだそうです。バッグスバニーの声優をつとめたメル・ブランクによると「ブルックリンとブロンクスの訛りを混ぜた」ようです。

ちなみに、"foist"という単語については、「(人に物事を)押しつける」という動詞が実際にあるのですが、"first"は「一番目の」という形容詞などになるので、区別はつけられるのでしょう。