2014年7月15日火曜日

かいこと

数十年ぶりに実家の富山で暮らすことになったのですが、ローカル局のテレビ番組で「かいこと」というコーナーがあることを知りました。
「かいこと」とは、富山の方言で「交換」という意味です。「このガムとその飴を『かいこと』する」などと使います。その番組のコーナーでは、昔話の「わらしべ長者」のように、文字通り、物々交換をしていました。
「かいこと」という言葉は「換えこと」が変化したもののようです。方言というものは、それを聞いただけでは何のことかわからないものもありますが、標準語と同じく日本語なので、それぞれの言葉には意味があるはずです(多分)。
また、折を見て、富山の方言についても書いていきたいと思います。

2014年7月9日水曜日

引っ越しました

10ヶ月ぶりの更新です…。
唐突ですが、東京から富山に引っ越しました。富山は私の生まれ育ったところです。
周りが建物に囲まれていた生活から、山と田んぼに囲まれた生活へ、といったところでしょうか。

ここ数日の天気は、晴れたり曇ったりで、山のほうも雲がかかっていました。このような雲は「層雲」というそうです。

中学の理科では、天気について学習しますが、ここで習う言葉に「飽和水蒸気量」というのがあります。空気には水蒸気が含まれていますが、どれだけ多くまで含まれるのか、というのは、温度によって変わってきます。温度が高いと水蒸気は多く含まれるのですが、その空気の温度が下がると、その水蒸気の一部は水蒸気でいられなくなり、水(細かな水滴)となります。
雲というのは細かな水滴の集まりですので、これによって上空に雲ができるというわけです。

私が中学校のとき、冬休みの宿題で、毎日の天気、気温、湿度を記録する、というのがありました。湿度というのは、ある気温での飽和水蒸気量に対して、現在どの程度の割合で水蒸気が含まれているかを示すものです。富山は雪国ですので、湿度はほぼ毎日80%を超えていたような気がします。

「飽和」という言葉は、水溶液でも使われます。例えば常温で、100gの水に100gの食塩は溶けません。35g程度は溶けますが、それ以上は溶けずに下のほうに沈みます。このように溶けるだけ溶けている状態のものを「飽和水溶液」といいます。

またWikipediaでは、「色々考えすぎて頭が働かなくなった状態。」という記述もあります。「頭が飽和している」などといいますね。